2017年03月31日
ラーメンのために開発された専用品種「ラー麦」とは
福岡のラーメンのために新たに品種開発した小麦の名称です。
この小麦は、福岡県内の農家によって限定生産することとしており、平成21年11月9日から販売を開始しました。
名称公募によって決定した「ラー麦」は、福岡県が商標登録しており、ラーメン関係業者の方々が本小麦を使った商品の販売に際し、本小麦を指す名称として用いてもらうこととしています。
なお、「ラー麦」のラーメン販売開始である11月9日を、「ラー麦の日」としています。
福岡は全国有数のラーメン処として有名なものの、これまで国内においてラーメンに適した小麦品種がなかったため、小麦粉のほとんどに外国産の小麦が使用されてきました。
一方、本県は全国2位の小麦生産県であり、これまでは主にうどん用の品種を生産してきました。
そこで、県では、地産地消により福岡のラーメンの魅力を更に高めるため、福岡県農林業総合試験場(筑紫野市)において、全国に先駆けてラーメン用品種の開発に挑戦し、平成19年度に福岡のラーメンに最適な品種を開発したのです。